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2024/07/30

メルマガ 2024年7月号

YFPC (Yutaka Finepack Philippines Corporation)の藤田です。

1. 帯電防止フィルムとは?
電子部品業界や、クリーンルーム向けで
使用される「帯電防止フィルム」ですが、
その原理は以下のようなものです。

・親水性がポイント
フィルム表面に界面活性剤を添加する、
またはフィルム自身が、親水性の
高い層を形成します。

この層が空気中の水分を吸着し、
静電気を瞬時に空気中に
放出することにより、
帯電防止性、導電性を保ちます。

なお、さらに高い導電効果を
得るために、カーボンをフィルムに
練りこむ方法があります。

カーボンブラックなどの
導電性添加剤を練り込むことで、
静電気をフィルム全体に拡散させ、
帯電を抑制します。

高い導電性を持ちますが、
光が遮断されるなどの
デメリットもあります。

なお、帯電防止効果が高いものほど
コストは高くなりますので、用途や
必要性により、ご提案するものが
変わります。

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2.フィリピン生活日記
今回は、フィリピンの雨期について、
お話したいと思います。

フィリピンの雨期が本格的に始まり、
台風シーズンが来てしまいました。

まず大雨や台風になると、交通渋滞が増加します。
もともと渋滞の多いマニラですが、
雨期になるとさらに悪化し、どうしようもない
事態になります。

道路が冠水し、車が動けなくなることもしばしば。
通勤時間が普段の3倍、4倍になることも
珍しくありません。

排水システムが弱いため、大雨が来ると、
簡単に冠水が発生してしまいます。
先日も、SLEXのアラバン付近で冠水し、
多くの車が立ち往生する事態となりました。

大雨の日はGoogle マップで交通状況を確認すると、
予想外の渋滞を避けられます。

私の経験では、Google マップで
道路が赤く表示されているときは、
実際の到着時間が予想よりも
かなり遅くなることが多いです。

さらに厄介なのが、頻発する停電です。
雨や風の影響で電線が損傷し、
停電に見舞われることがあります。

突然の停電は、生産停止を余儀なくさせるだけでなく、
機械の故障リスクも高めてしまいます。
さらに、電力の復旧に予想以上の時間を
要することもあります。

停電ではないのですが、当社はかつて台風で、
インターネットの電線が切れ、
復旧に数カ月かかったことがあります。
どこの地域も同じ事象が発生し、
フォローアップしても、
なかなか修理に来てくれません。

このように、雨期のフィリピンは
多くの被害をもたらします。
今年は大災害になるような大雨や台風が
来ないことを祈ります。