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2015/02/02

長期輸送にハイバリヤ袋

こんにちは!YFPCの根津です。いつの間にか2月に入ってしまいましたね。よく「2月は逃げる」といわれますが、北国育ちの私にとっては、氷雪にまみれた2月の寒さはいつまでも続いてしまうのではないかと思っておりました。そんな中フィリピンでは半袖で暮らしていられるのが幸せでなりません。・・・ところで、マニラ市内で販売している防寒具は誰が購入するのでしょうね。

さて、今回は海上輸送を主とした長期輸送の際に使用される「ハイバリヤ袋」についてご紹介いたします。

ある会社様ではフィリピンで自動車用の部品を製造し、日本の自動車メーカー工場に輸出しているのですが、その際に「部品に錆が発生している」という報告があったそうです。
その当時の包装方法としては、部品の形に合わせた真空成型の容器に脱酸素剤ともに部品を包装する、という ものでした。

しかし、この方法では輸送時に錆が発生してしまうことが判明したため、弊社にご相談いただいたという次第です。

当社では、ご提案として、

1)防錆包装資材をご使用いただくこと
2)容器をガスバリヤ性の高い袋にいれ、真空包装していただくこと

の2種類をご提案しました。

色々と実験していただいたところ、2)の方法が いいだろうということになりました。理由は、既存の容器がそのまま仕様でき、包装した見た目があまり変わらない、もちろん、錆の発生は認められなかった、ということでした。

ただし、中身が非常に高価な部品だということで、 採用したガスバリヤ袋についても、透明タイプの中で最も気体を透過させにくい、ハイバリヤ袋をご採用いただきました。

ご担当者様がおっしゃるには、 「袋は一般のものよりも高いけど、錆のクレームが出たら、もっと損害金額が大きくなる」とのことです。
現在のマニラ港は混雑しており、保管体制も分からないので現在ご利用されている防錆の機能で間に合うかどうかが不安というお客様もいらっしゃるようです。劣化しないような保管方法をお考えの方は、どうぞ気軽にお問合せくださいませ!