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2016/01/08

「シール強度」ってなに?

こんにちは!YFPCの根津です。 今年もよろしくお願いいたします。

年始年末はいかがお過ごしでしたか?私は実家に帰省して、日本の味を堪能してきました。「糠さんま」とか「氷下魚」を好んで食べていたのですが、どれも焼くだけの料理で、親としては「これでいいのか?」という気持ちだったようです。

さて、今回は「シール強度」についてお話ししようと思います。

この【シール強度】というのは、“フィルムとフィルムを熱で溶着した場合にシール部がどれくらい剥がれにくいか”ということを指します。

「シール強度がある(強い)」というのは、「熱で溶着した部分が強力に溶着されていて剥がれにくい」ということ。

逆に言うと「シール強度が弱い」というのは、「剥がれやすい」ということです。

一般的に、最もヒートシール性がある(シール強度がある)素材としては、低密度ポリエチレン(LDPE)があげられます。

低温度でもしっかりとヒートシールできるため、いくつかのフィルムがラミネートされたものであっても、最内面(くっつくフィルム)はポリエチレンフィルムを採用する場合が多いです。HDPEは、LDPEよりも融点が高いため、シール強度は弱くなります。また、フィルムが厚くなればなるほど、シール強度は下がります。

そのため、厚手のフィルムをヒートシールする場合には、薄手のフィルムをヒートシールする場合よりも温度を高めに設定し、溶着時間も長めに設定する必要があります。

例えば、肥料や土などを包装する場合には、袋の底に重さがかかりますよね。このような時は、長時間、温度高めでのヒートシールを行い、底が抜けないような注意が必要となります。

袋を購入して、後はシールするだけ!という方、また、これから袋を購入してシールしたい!という方、フィルムの種類等によって注意点が変わってきますので、不安な方はぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。