2015/11/25
こんにちは!YFPCの根津です。
さてAPECが開催され、市内各所に盛り上がりを見せていますが・・・渋滞がひどいですね・・・。当社の社員は自宅まで帰るのに7時間かかったということなので、正直なところ住民にとっては決してウェルカムではないのかもしれませんね。ところで、この開催地はどのように決まっているのでしょう?候補地として挙手するんですかね?またそのメリットはなんでしょうかね?ちょっと知りたいところです。
さて今日は袋に生じる「ブリードアウト」についてお話ししますが、そもそもこの言葉をご存知でしょうか。
この「ブリードアウト」、ある現象の名前なのですが詳しくはT社様の事例とともにお話していこうと思います。
T社様はパソコンなどにも使用される電子部品を製造していらっしゃる企業様です。ある日、ユーザー様から異物付着の連絡を受けました。早速異物の原因を調査したところ、その異物とは、ポリ袋の表面からじわじわと浮き出てくる添加剤だと判明しました。
そうです、これが「ブリードアウト」です。かっこいい名前ですが、とっても困る憎いやつです。
T社様の製品自体にはなんの問題もなく、単に製品を包装していたポリ袋に問題がありました。
T社様の製品は、ユーザー様の部品と接続されるのですが、その際に異物が付着していると、その異物が転写されてしまい重大なクレームに繋がる恐れがありました。T社様の製品自体には全く問題がないのに、包装材料のせいでクレームが起こるというのは、なんとももったいない話です。
困った担当者様は、ウェブで色々と調査を始めました。すると、検索されたページのひとつに弊社本社の「無添加ポリエチレン袋」のページがあり、そうした添加剤を使用していない袋があることを知りました。
早速お問い合わせを頂き、サンプルをお送りしました。無添加ポリ袋ですと添加剤のブリードアウトがありませんので、製品に転写されることもありません。
また、比較的早いタイミングでご採用を決めて頂いたのですが、採用されるにあたり一番ポイントになったのは、「様々な物性データを迅速に提出してくれたから」とのことでした。
一口に「異物」と言っても、髪の毛や埃など目に見えるもの添加剤などのよく見えないものまであります。お困りの際には一度ご相談ください!