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2014/10/31

帯電防止袋

こんにちは!YFPCの根津です。


今週の月曜まで日本に一時帰国していました。本来の目的は結婚式の参加と本社での研修だったのですが、とにかく「何回食事ができるかな?」ということばかり考えていました。ここフィリピンでは日本食レストランが比較的安く、気軽に行けるのが魅力ではありますが、立ち食いそばや煮豆といった日本でしか楽しめないものを存分に味わってきました。フィリピンに戻るなり、またダイエットのスタートです。

 

さて今回は【帯電防止袋】についてご紹介致します。前回も静電気から製品を守るということでお話ししたかと思いますが、今回はそれをもう少し詳細に説明いたします。

こちらの袋に使用されているフィルムの種類には帯電防止剤が練り込まれているタイプと非添加タイプ(帯電防止剤不使用)、導電タイプ(帯電防止剤不使用)の3種類があります。

帯電防止剤練り込みタイプの特徴は
・低価格(一般的なポリ袋に近い価格での製造可能)
・効果は湿度依存により変動する
・製造後1年経過後、徐々に効果は薄まる     ということです。

 

しかしながらこちらのタイプはフィルムに練り込まれた帯電防止剤がフィルムの表面に浮き出てくることによって効果が発揮致します。
すなわち、包装物が帯電防止剤に触れてしまう場合がありますので精密機械などのデリケートな商品を包装する場合には、次の非添加タイプの袋をお勧めいたします。

では非添加タイプの特徴はというと
・フィルムそのものが帯電防止効果を持っている
・温度に関係なく半永久的に効果が持続
・特殊なフィルムを使用しているため、帯電防止練り込みタイプよりコストが高い
透明ブルー着色(規格品)

また導電タイプの特徴は
・ポリエチレンフィルムに導電性のあるカーボンを練り込んでいる
・帯電防止剤を不使用
・高導電機能
・温度・湿度に依存しない
・不透明の黒色フィルム
・高機能なため、非添加タイプよりもコストが高い ということになります。

導電フィルムは抵抗が低いため、電気を逃して電圧がかかるのを防ぐことができるのです。

 

皆さんが骨を折って開発、製造してきた製品が静電気によって変質してしまうのはもったいない限りです。

この問題に悩まされている方がいらっしゃいましたら是非ともお知らせ頂きたいものです。

ちなみに帯電防止用袋の種類は
・ポリ袋タイプ
・チャック付きポリ袋タイプ
・帯電防止+ハイバリアタイプ
・帯電防止+防錆ポリ袋タイプ
・アルミラミネート袋タイプ
・真空包装対応タイプ    とございますので、製品に合った袋選びをして頂けるかと思います。

もちろん、いずれもフィリピンで対応できますので、どうぞお気軽にお問合せください!