2016/07/29
こんにちは!YFPCの根津です。
日本では続々甲子園出場校が決まっているようです。
子供のころは一選手、チームに肩入れをしてみていた
のですが、最近はブラスバンドばかりが気になって
仕方ありません。
今回の出場校でも関東一など、伝統的にブラスバンドが
強かったり、横浜高校や智辯学園など、オリジナルの
応援曲を持っていたりと、スタンドばかり気になって
野球どころではない状況です。
さて、日本の暦では夏も本格的に始まったということで
今回は、「猛暑がポリエチレンに与える影響」について
お話ししようと思います。
ここ数年、夏の気温がぐっと上がった気がしますが、
猛暑は、一般的な包装に汎用されている
ポリエチレンフィルムの品質にも少なからず影響を及ぼします。
ポリエチレンフィルムは樹脂を元に製造されていますから、
温度が高くなると、変形したり溶けたりします。
一般的には、80度前後の温度環境になると、
変形や溶ける恐れがあると言われています。
80度というと高温のような気がしますが、
夏場の車内(日常で車に乗る人はよく分かると思います)や、
炎天下の屋外、アスファルトや金属表面などでは
簡単に80度以上の環境になりえます。
こうした高温環境下では、フィルム同士が接着してしまったり、
ぐにゃぐにゃに柔らかくなって破れやすくなったり、
溶けてしまったりということが起こります。
こうした事態を避けるには、原則として屋外に放置しない、
高温環境になる場所に放置しないなど、
使用場所を注意する必要があります。
ちなみに、ポリプロピレンやPET、ナイロンなど、
その他のフィルムは、ポリエチレンフィルムよりも
温度耐性があります。
それでも100度程度が限界ですので、
屋外や高温多湿環境での使用はお控えください。