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2015/12/12

ポリ袋とビニール袋の違いって?

こんにちは!YFPCの根津です。

公称、映画鑑賞が趣味の私ですが、最近はシリーズものの後編が多く上映されてますね。マッドマックスから始まり、007、ロッキー、そしてスター・ウォーズです。恥ずかしながらどのシリーズも観ていなかった私でしたが、そんな状況を解決してくれる本が見つかりました。4人の小説家や翻訳家が「読んだことのない罪と罰」について推測だけでストーリーをでっちあげる、というものです。これなら俺も!と思いましたが、スター・ウォーズファンとかは熱狂的過ぎて、敵をつくることになりそうです。

さて、今日はそもそも論になってしまうのですが、ポリ袋とビニール袋の違いについて取り上げようと思います。

世の中で「ビニール袋」と呼ばれているもののほとんどはビニール製ではなく、ポリエチレン製やポリプロピレン製である場合がほとんどです。

「ビニール」とは、一般的にビニル基を持つプラスチックのことを差していますが、実は、いわゆるビニール袋には、ほとんどこの素材が使われていないのが実情です。例えば、身近な例でいいますと、レジ袋や一般的なゴミ袋はポリエチレンです。コンビニなどで吊り下げられて陳列されているヘッダー付き袋などはポリプロピレン製です。チャック付き袋もほとんどがポリエチレンまたはポリプロピレンで作られているのです。

酸素や水蒸気を遮断する目的で使用されるポリ袋は、ナイロンとポリエチレンを貼り合せていたり、ポリプロピレンとポリエチレンを貼り合わせたりしているのですが、やはりビニール素材は使用していません。

ビニール傘やビニールシートなども本当はビニール素材ではないのに「ビニール」と呼ばれています。

このように、ビニール製でないものを「ビニール」と呼んでいるのは日本特有の事情のようで、諸外国ではプラスチックバッグ、ポリエチレンバッグなどと呼ばれています。

ビニールは、ポリエチレンやポリプロピレンよりも歴史が古く、日本では、「ビニール=プラスチックの代名詞」として使われるようになったため、今でもプラスチック製のものは「ビニール○○」と呼ばれているようです。

では、本当にビニール素材で作られているものは何かというと、子どもたちがプールに行くときに使う透明の水着入れバッグや、化粧用のポーチなどが挙げられます。いわゆるビニール袋よりも、もっと厚手の素材として使われています。

 

このように、ポリ袋とビニール袋の違いを説明しても、一般のお客様にとってはポリ袋とビニール袋の違いは判別しづらいですが、私どもにご依頼いただく際には、「ポリ袋」でも「ビニール袋」でもどちらでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。